最近は、新規の温泉プロジェクトのコンサル依頼が多いです
数多くの新規計画のお話を頂いている中で、プロジェクトによっては
原設計が既に出来ており、温泉設備のシステムも既に構築されているものもあります。
そんな中、私が感じたことがあります。
それは、設計者によっては温泉をどこまで理解しているのか
疑問に思うプロジェクトが割と多いような気がします。
具体的には、ある程度、プロジェクトが進んでいるのに
肝心の温泉成分が不明であったり、また、分析表があるに関わらず
温泉に対応するマテリアルで構成されていなかったり、、、と
本当に大丈夫なの?って思えるプロジェクトが多いなと思います。
温泉は、長い年月をかけて地中深くから、たくさんのミネラルを
含んでこの地上に湧出してきます。
そのミネラルが全ての有機性動植物に影響を与えます。
しかしながら、その大切なミネラル成分が、時として
無機質な温泉設備・機器類にダメージを与えることがあります。
そのダメージを最小限に留める、または、影響されないように
温泉設備・機器の見極め・選定・システム構築を進めるのが
温泉コンサルティング会社の使命だと感じております。
それを判断するのは、とても簡単なことです。温泉をプロデュースしている
方に「この温泉はどんな温泉で、どんな事に気を付けなくてはならないのか」と
聞いてみてください。そして「それは、この温泉の何の成分が影響しているのか?」と
質問をしてみてください。
もし、答えられないようでしたら、それは、チョット考え直した方がいいかもしれません。